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半沢直樹のこと [ジャズ日記]

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2013年8月13日(火)

今日も暑かった。研究室にたどりつくまでに体力の半分を消耗してしまう。クーラーと冷たい飲み物でチャージしてから、仕事にかかる。が、すぐに眠くなる。しかし締め切りは待ってくれない。ツェッペリンをガンガンかけて(幸いお盆休暇で僕のフロアには誰もいない)、資料を読み、分類し、メモを作る。

ジミー・ペイジでもダメな場合は、ソファーに場所を移して痛快な小説を読むに限る。今なら「半沢直樹」だろう。原作は漱石で言えば「坊っちゃん」。こういうヒロインのキャラクターが立っているのがいい小説だ。

原作よりドラマはもっとおもしろい。脚本がいい。原作+時代劇というし立てになっている。
たとえば、悪党の東田をキタの新地のクラブでやっつけるシーンには原作にはないチャンバラが入っている。主人公のセリフも不自然なくらい時代劇だ。天才堺雅人の演技力が高視聴率につながっている。

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未来のために今すべきこと (3) 情報分析力 [ジャズ日記]

2013年8月9日(金)

未来のために今すべきこと(3)情報分析力

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個人投資家の中には奇跡的に稼いだ人もいる。マネー誌は、そういう例外的存在をあたかも誰でもそうなれるかのように特集を組む。

しかし別の意見もある。ゴールドマンに長年勤務していた人の意見だが、個人のレベルでどんなに機材をそろえたところで「空母に竹槍で立ち向かう」ようなものだという。欧米の有名大学で数学や物理学の博士号を取った人たちが、100名単位で組織化されたウォール街の投資銀行やヘッジファンドが空母。個人投資家は竹槍だ。

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未来のために今すべきこと (2) 分散 [ジャズ日記]

2013年8月7日(水)

未来のために今すべきこと(2)分散

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前回、未来のことは誰にもわからないから、今、何を準備すべきかには正解はないと書いた。
結局は、まわりに流される人が一番「高値づかみ」をしてしまう。それなら今、何もしないのがベストなのかというと、それもちがう。他の人が少しでも準備をしていたら、自分だけマイナスになるかもしれないからだ。

ではどうすべきか。前回は、長期的な方針をもって、遠くの目標に向かって努力(投資)をすべきだと締めくくった。人生哲学、経営哲学、投資哲学そういった長期的な視線が大切であることは、それなしには目先の短期の数字にふりまわされて我を失うからだ。

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未来のためにすべきこと (1) [ジャズ日記]

2013年8月4日(日)
未来のために今すべきこと(1)
 
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20歳であれ50歳であれ、どんな立場の人であれ、未来のために準備中の人と会ったり、話したりするのは大好きだ。
 
先日のMBAのレクチャーも3回ともとても楽しかった。こちらが伝えようとしている理論を、受講生は企業内で経験しているのだろう。日常の経験や疑 問に説明がつくのが楽しいのだ。それが理論というものだし、会場が楽しんでくれていると僕も楽しくなってしまう。まだ社会に出ていない学部生に教えたり ディスカッションするのも楽しいのだが、それとは異質の楽しさがMBAにはある。
 

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ボラタイルな日々 [ジャズ日記]

2013年7月21日(日)

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Wes Montgomery / Boss Guitar

この春からほんとうにボラティリティの高い毎日が続いた。今日の選挙後を楽観できない僕は、金曜日にボラタイルな日々をいったん手仕舞いした。 まちがったかも知れない。まちがっていないかも知れない。いずれにせよ、この選択には自分で責任を取るしかないのだけれど。

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Clapton and King [ジャズ日記]

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Riding with the King/ Clapton and King

2013年2月27日(水)
今年はいつまで寒い日が続くのか。そんな日にはブルースギターの名盤を聴きたくなる。
ギター少年は、たいてい「B.B.キングなんて」という顔をする。「テクニックがあるわけでもないし、ソウルって言ってもねえ」という怪訝な顔つきだ。「クラプトンはテクニックがある、スローハンドだから」と納得しているのも20代の特徴か。

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晴れ時々雪 [ジャズ日記]

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Last Train Home / Davy Mooney & John Pizzarelli.2009

2013年2月2日(土)
前のブログからいろいろな人に出会い、再会し、人生を考えさせられる貴重な時が過ぎた。ありがたいことだと思う。千冊の本を読むより、一人のすばらしい人間に会うほうがたくさんのことを学べる気がする。

今日は二人のジャズギタリストの名盤を紹介したい。
ムーニーとピザレリという二人のマエストロの会話から、あなたは何を思うだろうか。

2. I'm Getting Esntimental Over You
8. Spring Ain't Here
9. You Must Believe in Spring
12. Alone Together
14. I Didn't Know What Time It Was

こうしてタイトルだけを並べただけでも、何かを感じてもらえたらいい。

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ソロギターの至福 [ジャズ日記]

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Kenny Burrell/ Tenderly. Solo Guitar Concert. 2011

2012年9月30日(日)
昨日はすばらしいミーティングに出席、充実した一日だった。よい仲間がいて、楽しい仕事ができることを実感する。よい仲間とは、国籍も人種も性別も関係なく、ましてや年齢も職業も無関係だ。僕にとっては、尊敬できる人間はよい仲間だ。
 
大御所ケニー・バレルが敬愛するウエス・モンゴメリーに捧げた名曲。ウエスのデビューアルバムで使われたギターがこの人が貸したものだったという。だからあえてタイトル名の「テンダリー」ではなく2曲目の「ウエスを想って」Remembering Wes(もっといい訳があると思うけど)を紹介したい。
 
尊敬されたウエスも立派だけれど、総計し続けているケリーも立派。人生をゆたかにしてくれるのはこういう人間関係で、けっしてお金や権力ではない。当たり前のことを僕たちはいつも忘れてしまうのだ。そう考えて聴くとよけいにすばらしい曲だ。


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BOSEヘッドホンでジャズを聴く至福 [ジャズ日記]

2012年9月23日(日)雨
今日はひさしぶりの雨。8月のゴールドコーストほどではないが,涼しく気分が良い。

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BOSE QuietComfort 15

オーストラリアへの往復の機内では,このヘッドホンに救われた。ノイズキャンセリング能力もすばらしいが,ともかく音質が良い。ジャズに向いている傑作品だ。

ジャズは「ドンシャリ」音質では疲れてしまう。中音がふくよかに自然に出ないといけない,大人の音作りがヘッドホンにも求められる。

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はっきり言って,ボーカルとピアノがしっかり出ないとジャズにならない。しかしその2つを飛行機のゴーッという騒音の中で聴くには,そうとう優れたヘッドホンが必要だ。ジャズはぜいたくな音楽なのだと思う。

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For Sale 多角化企業モデルとしてのビートルズ [ジャズ日記]

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The Beatles. For Sale/ 1964.

2012年2月29日(水)

1960年代、芸能プロダクション主導で作られたグループを除いて、若者たちが自然発生的に作ったロックグループは起業家精神に満ちあふれていた。その成功率はおどろくほど低かったはずだが、ビートルだけは別格だった。

ビートルズのロックバンド市場における競争優位はどこにあったか。もちろん音楽という本業の才能が優れていたわけだが、ここではそれ以外の変数を考えている。ベンチャーの群からすっと突き抜けることができた別の理由だ。

諸説あるなかで,僕がもっともだと思うのは,全員が主役だったという説だ。

 

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