パリ,小旅行 [旅行]
9月のコンコルド広場,マロニエ
パリ以外のどこに行くわけでもなく,コンコルド広場にあるホテルから街に出て,歩き疲れたらまたホテルに戻るという旅行をした。
1週間もそんなふうに過ごしているとカフェ,レストラン,ホテル,ショップなどの人たちと知り合えて、街の顔が見えてくる。前に半月間,ミラノ辺りに居たときもそうだった。
第一,こういう旅行は,インターネットでホテルを予約し,飛行機をとればいいから,いたって簡単なのだ。慣れれば「エッフェル塔の見える部屋」などというリクエストを出すこともできる。
ホテルを出てコンコルド広場を(セーヌに向かって)左に行くとチュイルリー公園があり,ルーブル美術館がある。ルーブルはピラミッドの入り口から列に並んで入る気はしない。別の小さな入り口から入った。
コンコルド広場を今度は右へ2キロほどシャンゼリゼ通りを歩くと凱旋門に着く。ルーブル美術館からチュイルリー公園を抜けて凱旋門までだと3キロほどになる。東京でこれだけの直線を歩く道路はない。
猛 暑でなまった身体にはさすがにきつい。途中でシャンゼリゼのカフェで休み、軽い食事。有名なカフェのギャルソンとも,何度か通ううちに冗談も言い合う、会 話も楽しかった。あまり笑わせるのでついチップをはずむ。立ち上がり際に軽くたたいたギャルソンの肩がびっくりするほど筋肉質だったのを覚えている。
地下鉄を利用するのにもコンコルド広場は便利だ。1番線、8番線ほか観光の乗り継ぎがよい。タクシーはホテルマンに言えば,つかまえてくれる。東京よりも初乗りは安い。サン・ジェルマン・デプレでもモンマルトルでもここからは遠くない。
しかしパリが観光の街であることは,どこに行っても感じさせられる。観光客ねらいの商売も多いし,スリやものごいもめだつ。学生街のカルチェ・ラタンも観光客であふれている。東京やソウルよりも緊張を強いられることは仕方がない。
たとえば今、大学生だったら、パリに留学してしっかり勉強できるだろうか。それはけっこう難しいだろうと思った。 パリには緊張だけでなく誘惑も多すぎるからだ。パリの誘惑についてはまた機会を改めて書きたい。
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