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都市とグローバリゼーション [旅行]

「アメリカナイゼーションのもっともひろく認められている事例は、合衆国の大衆文化がグローバル文化におよぼす深刻な影響である。」
(サスキア・サッセン『グローバリゼーションの時代』伊豫谷訳、平凡社、1999年、p.68)


ニューヨークの MoMA のレストランは、僕の好きな場所だ。
都市のなかの都市、ニューヨークをそう呼んでもかまわないだろう。そしてこの世界の都市は、世界中から文化を集めてしまったグローバル都市でもある。

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シドニー [旅行]

シドニーに行くたびに感心するのは、なんといっても心の暖かさだ。

ある夏の午後、僕たちは、市内の路地で地図を広げていた。50歳くらいの美しいご婦人があらわれて、路を教えてくれた。しかし僕たちの目的地の大学の施設はどうもわからない。歩いていくと遠回りになるという。

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ミラノ [旅行]

「どの道を通っても思わず立ち止まって眺めてしまうような建物や人間に会うことのすくない東京とはちがって、ローマの街には(そしてたぶんヨーロッパのどこの街にも)、歩くだけで映画を見るように愉しかったり、感心したりする道が数えきれないほどある。」
(須賀敦子『トリエステの坂道』みすず書房、1995年、p.202)

ミラノのこの道も、須賀のいうような場所だ。
須賀敦子は、1960年ごろ、イタリア人と結婚してミラノに住んだ。須賀は、この道を何度も歩いたはずだ。

僕もミラノを訪れるたびに、まずはガッレリアに行く。歩いている人を見るのが愉しく、ウィンドウショッピングするのが愉しく、オープンカフェにすわってコーヒーを飲んで、本を読んだりするのが愉しい。


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New York [旅行]

かつて、文明は土と木と石でできていた。
現代の文明は、コンクリートと鉄で作られている。
ニューヨークは、コンクリートでできた街の上を、黄色い鉄の自動車が走り回り、コンクリートと鉄骨の建物の中でたくさんの人々が生きている。

New Yorkは、人間の文明が行き着く究極の選択肢の一つを教えてくれた。
「何のために ( Wozu? )」
というニーチェの問いはすべての文明の根幹だ。


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