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Kenny Dorham, At the cafe Bohemia 大学の国際化 [経営学〔組織と戦略〕]

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Kenny Dorham / At The Cafe Bohemia. Blue Note

2010年8月17日(火)
今日,東京都心で,今年最高気温37.2度を記録。桑名市では38.2度を観測した。

これでは有名な桑名の焼きハマグリが自然に焼けてしまうではないか。猛暑というのも長期戦に入って,亜熱帯性気候の様相だ。東南アジアの飛行場に降り立ったときの,あの気圧に押されるような暑さと肌にピリピリするような太陽光線を思い出す。

大学の国際化が加速しているという報道があった(日経新聞,2010年8月15日版)。
その理由は,経済のグローバル化と先進国の少子化傾向。世界の大学は,海外から学生の争奪戦に入りつつあるという。

各国は大学の国際化に向けた取り組みを始めた。
アメリカは,海外への留学生を100万人に増やすべく留学基金を法案審議中。ドイツは,2012年までに留学生を30万人受け入れをめざす。中国は,2020年までに50万人受け入れを,韓国は2008年までに10万人を受け入れることをめざす。

そ のためには自国に最先端の大学を構築しなければいけない。同じ記事には,Times higher educationによる世界大学ランキングが載せてあって,世界1位の大学はハーバード大学,2位はイギリスのケンブリッジ大学,3位のエール大学以下 アングロサクソンでトップ10が占められる。

日本では,東大が22位,24位の香港大学をはさんで,25位京都大学,43位大阪大学と健闘。ちなみに康応大学は142位,早稲田大学は148位だそうだ。日本の受験生や大学生の皆さん,このランキング,信じられますか。

ソ ウル大学が47位,精華大学が49位となっているのは,タイムズ社の誤解としか思えないが。まあ,ランキングというのはその程度のものとも言える。ポイン トの付け方次第で,ランキングはどうにでもなる。問題はどういうポイントの付け方で,毎年,英米の大学が上位独占する仕組みかというところだ。 リーマンショック前の証券の評価を思い出してもらえれば納得できるだろう。

もちろん,日本の大学が国際化する必要があることは否定できない から,努力が必要だ。まず日本企業の新卒一括採用ポリシーをどうにか変えないと大学も変わらない。また,早稲田大学の調査では,学生が外国企業に就職した 率は1%だそうだが,学生の意識も国際化しないと,大学は変わらない。

結局,組織は環境にみごとに適合してしまうものなのだ。

データ(文部科学省,学校基本調査,本年度版)
日本の大学数,全部で778校。学生数は,288万7396人。
そのうち短期大学は,395校。学生数は,15万5274人。
そのうち高等専門学校は,60校。学生数は,5万9384人。

778校のうち,
国立大学は,86校。学生数は,62万5026人。
公立大学は,95校。学生数は,14万2568人。
私立大学は,597校。学生数は,211万9802人。

 


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