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スタンダード、Rosenwinkel [ジャズ日記]

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Reflections / Kurt Rosenwinkel Standards Trio. 2009.

2009年12月9日(水)
経営理論の世界では「古典」が何度も挑戦を受けては敗れたかに見え、そのたびに復活してきた。組織理論などはまさにその繰り返しだ。

しかし古典はそのままの姿で復活するわけではない。挑戦者の新しい視点や思考を吸収して、新しい姿で復活するのがつねだ。官僚制理論を考えてみても、今のネットワーク理論からの挑戦をまさに現在進行形で受けているが、おそらく攻撃をしのいで復活するだろう。それは古典の生命力とも言える。

ジャズのスタンダードも同じようなところがある。 最近ちまたで評判になっている Kurt Rosenwinkel のこのアルバムも、洗練された解釈がギター・トリオのしみじみした良さを再確認させる1枚となった。

たとえば You Go to My Head を Barney Kessel の「The Poll Winners」と聴きくらべてみよう。ジャズギター・トリオというプラットフォームの文字通り教科書であるこのアルバムをもちだすのはフェアではない気がするが、似ていて違う解釈が味わえるのだ。


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